西武・秋山 また9回V弾 ナイン爆笑の決めポーズは必死に拒否

[ 2018年10月2日 05:30 ]

パ・リーグ   西武2―1日本ハム ( 2018年10月1日    札幌D )

<日・西>9回1死、勝ち越しの本塁打を放つ秋山(撮影・高橋茂夫)
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 決勝弾。一塁ベンチに戻った西武・秋山は「やらない!」と必死に抵抗した。その姿に、「決めポーズ」で待っていたナインは大爆笑だ。10年ぶりのリーグ制覇から一夜。8回に山川の47号ソロで追い付き、9回に秋山が決勝の24号ソロを放った。宴を終えたお疲れムードもどこへやら、誰もが明るい笑顔で勝利を喜んだ。

 「あれをはやらそうとしている人の気持ちが分からない!まあでも、それでみんなが笑ってくれるなら…」

 前夜のビールかけでは、宴会部長の熊代が秋山の物まねを披露。そのポーズは、人さし指をビシッと立てたもの。9月27日のソフトバンク戦の8回に逆転3ランを放ち、テンションが上がった秋山が思わず見せたのが「ネタ元」だ。

 ここぞの一発だけでなく今季4度目の4安打。今季の対戦打率・250。CSでも対戦の可能性がある上沢から3安打を連ね「見方を変えた。待ち方、タイミングの取り方とか違うアプローチで臨んだ」と胸を張った。

 左腹斜筋の張りで離脱していた外崎が「6番・右翼」でスタメン復帰。打線は役者がそろったが、65イニング連続で適時打なしとなり、背番号と同じ85勝目にも辻監督は「自腹で賞金出すって言ってるんだけど、出ないね」と苦笑いだ。それでも一発攻勢は「獅子おどし打線」の強力な武器。チーム193本塁打はリーグ単独トップだ。

 秋山はこれで190安打。自身2度目の200安打も視界に入るが、報道陣に「あと4試合で…」と聞かれるや「無理無理。無理無理無理無理」と笑いで返した。この明るさも、10年ぶりにV奪回を果たした西武の今季の強みだろう。 (鈴木 勝巳)

 ▼西武・山川(8回に47号同点ソロ。球団の日本人最多本塁打にあと1)優勝して気持ちは楽。残り試合は自分のバッティングをしっかり。次は48本目を狙います。

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