2位ソフトB敗れ…西武 日本ハム戦中に“他力”10年ぶりパ・リーグV決定

[ 2018年9月30日 21:19 ]

パ・リーグ   西武1―4日本ハム ( 2018年9月30日    札幌D )

<日・西>リーグ優勝を決めて胴上げされる辻監督(撮影・尾崎 有希)
Photo By スポニチ

 優勝マジックを1としていた西武は30日、日本ハムに1―4で敗れたものの、試合中に2位・ソフトバンクもロッテに1―9で敗れたため、08年以来10年ぶり22度目のパ・リーグ優勝が決まった。リーグ随一の破壊力を誇る“獅子おどし”打線が過去4年間で3度の優勝を誇るソフトバンクの2連覇を阻止。就任2年目の辻発彦監督(59)の下、かつての常勝軍団が復活を遂げた。

 同じ午後6時試合開始のソフトバンクが、一足先にロッテに敗れたため、試合中に08年以来、10年ぶりの優勝が決まった。08年もM1で迎えた日本ハム戦(札幌D)に0―2と敗れたものの、試合中に2位・オリックスが楽天に1―13で敗れて優勝が決まっており、“再現”となった。この日、西武は3回に失策絡みで先制を許すと、5回までに0―4とリードを許した。打線も杉浦の前に5回まで無得点と沈黙。ようやく6回に栗山の中犠飛で1点を返した。1―4で迎えた8回裏のイニング前にソフトバンクの敗戦で優勝が決まった。

 今季は4番に定着した山川がここまで46本塁打を放つなど、打線が12球団最多の771得点を叩き出し、リーグ最悪の防御率4.27と苦しんだ投手陣を支えた。就任2年目の辻監督は昨季の2位から悲願のリーグ制覇に導いた。80年代半ばから90年代前半にかけて6度の日本一を成し遂げた黄金期に、名二塁手として活躍した指揮官が10年ぶりの栄冠をもたらした。

続きを表示

この記事のフォト

2018年9月30日のニュース