巨人・杉内、涙の引退セレモニー「巨人で引退できることを誇りに思う」

[ 2018年9月30日 18:39 ]

セ・リーグ   巨人5―4広島 ( 2018年9月30日    東京D )

あいさつの途中で涙ぐむ杉内(撮影・森沢裕)
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 試合後、巨人・杉内俊哉投手(37)の引退セレモニーが行われた。

 背番号「18」のユニフォームで登場し、マウンド付近であいさつ。「ホークスで10年、ジャイアンツで7年、本当にお世話になりました。特にジャイアンツファンには、FAで入団した際に温かく行け入れていただき、いつも熱い、力強い声援を頂きました」と巨人ファン、古巣のソフトバンクファンへ感謝した。

 巨人移籍1年目の2012年5月30日の楽天戦(東京D)でノーヒットノーランを達成。「あの9回のあふれんばかりの“杉内コール”は、今でも、これからも忘れることはありません」と振り返った。

 「勝った負けたで感情の起伏が激しい中、一番近くで支えてくれた」と妻と息子へ感謝。「福岡で緊張しながら応援してくれたおじいちゃん、おばあちゃん。女手一つで僕を育ててくれたお母さん、幼いころに障害を持ちながらも懸命に生きて、懸命に僕を応援してくれたお姉ちゃん、勝っても負けても変わらず僕に接してくれてありがとう。彼女のおかげで僕は小さい時に強い心を育んで、負けない気持ちを今まで持ち続けることができました」と涙で言葉を詰まらせながら家族への思いを語った。

 「FAで巨人に入団して、たくさんのファンの前で投げられて、チームメイトと出会えて、勝ったらみんなで喜んで、負けたら悔しがって、最後は巨人で引退できることを誇りに思います」と思いの丈を語った左腕。「ホークスファンの皆様、ジャイアンツファンの皆様、本当にみなさんに出会えてよかったです。本当にありがとうございました」と結び、最後はチームメイトから胴上げされて現役生活に別れを告げた。

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