中日・浅尾「野球をやってきて良かった」引退登板で岩瀬へ“感無量”リレー

[ 2018年9月30日 05:30 ]

セ・リーグ   中日0―4阪神 ( 2018年9月29日    ナゴヤD )

チームメイトに胴上げされる浅尾(撮影・椎名 航)
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 史上最強の継投リレーでプロ野球人生を締めくくった。引退試合となった中日・浅尾は29日の阪神戦(ナゴヤドーム)で0―4の9回に登板。5球続けた直球で中谷をカウント2―2と追い込むと、空振り三振。12年間の最後に選んだ1球は「一番信用している球」というフォークボールだった。

 「すごい声援で…。辛かった時期が多かったが、野球をやっていて良かったなと思いました。中谷くんが全力で勝負してくれたことが選手としてうれしかったです」

 粋な演出はここからだ。「ピッチャー浅尾に代わりまして岩瀬」――。予期せぬ場内アナウンスが流れると、ナゴヤドームはまた沸いた。中日の黄金期、何度も見られた鉄壁継投。「岩瀬さんの(交代を告げる)コールをずっと毎日のように聞いていた。最後に投げてくれませんかと、お願いした」。その岩瀬にマウンドで抱きしめられると、もう、涙が止まらなかった。

 球団初のリーグ連覇を果たした11年。優勝が決まった横浜スタジアムで胴上げ投手となったのは岩瀬でなく浅尾だった。「初めて勝てないと思った。抑えの場所を浅尾だったら気持ちよく譲れるなと思った」。最強守護神から唯一認められた存在が浅尾だった。

 栄光のあとには右肩故障という挫折も味わったイケメン右腕はチームメートらによって5度宙を舞った。「復活を待ってくれた来年もやるという決断ができず申し訳ない。ありがとう、お疲れ様と言っていただき、逆にありがとうという気持ちです」とファンに感謝した。誰からも愛され、惜しまれながらユニホームを脱いだ。

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