ソフトB松田、意地の連発「今日胴上げ見る必要はない」3年ぶり30号

[ 2018年9月30日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク3―1西武 ( 2018年9月29日    メットライフD )

7回1死 ソロを放ち「熱男」ポーズを決める松田(右) (撮影・ 久冨木 修)
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 ソフトバンクは29日、西武を3―1で下し、連敗を2で止めた。2009年以来9年ぶりに9番に座った松田宣浩内野手(35)が4、7回に2打席連続本塁打を放ち、3年ぶりの30号到達。全3打点を挙げ、優勝マジックを1としていた西武の胴上げを阻止した。アリエル・ミランダ投手(29)は7回1失点で5勝目をマークした。

 「熱男ポーズ」は、やらなかった。1点を追う4回2死二塁。左翼席に逆転2ランを放り込んだ松田宣は「理由は特にない」と言った。そんなはずはなかった。

 逆転優勝に望みをつなぐための首位・西武との3連戦。2戦目までバットから快音を響かせることができず、チームは2連敗を喫した。気がつけば、15打席ノーヒットが続いていた。前日はフリー打撃前にソフトボールでティー打撃を行った。この日は右手でボールをつかんで、右足に体重を乗せてからネットスローを繰り返した。13年目のベテランは復調へのきっかけを求め、もがいていた。

 この日は2009年以来9年ぶりに「9番打者」になった。「悔しいと思わないやつはいない」。自分自身へのふがいなさを原動力にした。4試合ぶりの一発に続き、7回にも増田の直球を再び左翼席へ。今季4度目のマルチ本塁打で、35本を放った2015年以来3年ぶりの30号をマークした。「30本を目標にしていたのでうれしい」。今度はしっかり、右翼席のファンに向かって「熱男ポーズ」を決めた。

 9番に据えた工藤監督は「楽なところでという思いで。スイングも変わったし、思い切りの良さという彼のいいところが出た」と全3打点を挙げる働きに目を細めた。藤本打撃コーチも「悔しさがあったと思う。発奮してくれた」と称えた。9番で放った2発で、節目の通算1500安打まで残り8本とした。

 負ければ西武の優勝が決まる一戦で、昨季王者の意地は見せた。松田宣は「今日、胴上げを見る必要はない」と語気を強めた。優勝マジックは1で、逆転優勝は絶望的だが、工藤監督は「僕らが負けて優勝ではなくて、一つも負けないつもりでやっていく」と引き締めた。

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