大谷、日本人初22発&10盗塁 新人王へ滑り込め

[ 2018年9月30日 05:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス8―5アスレチックス ( 2018年9月28日    アナハイム )

7回1死一、三塁、適時内野安打を放つ大谷(撮影・会津 智海)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(24)が28日(日本時間29日)、アスレチックス戦の2回に三盗を決め、今季10個目の盗塁をマークした。同一シーズン10盗塁&20本塁打以上は日本選手では初の快挙で、10登板以上も加えるとメジャー史上初。3打数3安打2打点の活躍でチームを4連勝に導き、注目される新人王争いでも、大きなアピールとなった。

 2球目。リードを取った大谷は迷わずスタートを切った。三塁ベースへ右足から滑り込む。悠々セーフだ。「スタートは良かった。1個でも多く成功できた方がいい」。2回1死一、二塁。左前打で出塁し、二塁へ進んで一塁走者・アップトンと重盗を決めた。

 日本ハム時代の自己最多は16年の7盗塁(通算13盗塁)だったが、これで今季10盗塁。今季22本塁打をマークしている二刀流は、直後にアルシアの三ゴロで先制ホームも踏んだ。同一シーズンの10盗塁&20本塁打以上は日本選手初の快挙。投手としての10登板を加えると、長いメジャーの歴史で史上初となる。

 盗塁成功の分岐点とされる投手のクイックは捕手の捕球まで1・25秒前後とされる。二塁に走者を背負っていたファイアーズのタイムは1・69秒。大谷は「そこしか見ていない。僕が投手でもある程度のタイムを出していれば、あとは捕手に任せればアウトになると思って投げている」と言う。計算通りの三盗だった。

 3回に右翼線二塁打を放ち、5回にはメジャー初の左犠飛。7回には左腕キークヘファーのスライダーに食らいつき、投前の適時内野安打をもぎ取った。本塁から一塁までのスピードはメジャー平均を大きく上回る秒速29・7フィート(時速約32・6キロ)。投球、打球だけではなく走るスピードも大谷の武器だ。

 球場からの帰り際。3回に39号2ランを放った主砲トラウトから「You’ve got it(やったな)」と声を掛けられると、「(トラウトの打撃が)素晴らしいです」と笑顔で返答した。メジャー1年目も残り2試合。「理想的なのは全部、本塁打を打てば、それが一番勝ちにつながる」。今季終了後には右肘のじん帯再建手術(トミー・ジョン手術)を控えるが、アンドゥハー(ヤンキース)らと争う新人王争いへ、二刀流が最後のスパートをかける。 (柳原 直之)

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