阪神 ドラ1候補国体で見極めへ 根尾、藤原、小園、吉田を最終チェック

[ 2018年9月29日 08:04 ]

大阪桐蔭の根尾
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 阪神が30日から開催される福井国体・高校野球(4日間、福井県営)にスカウトを派遣し、今秋ドラフト候補にリストアップしている高校生のプレーを最終チェックする方針であることが28日、分かった。球団幹部が「行ってもらうことになると思いますよ。(実戦で確認できるのは)最後になりますから」と見通しを立てた。

 今回の国体には阪神がドラフト1位候補に挙げている大阪桐蔭・根尾、藤原、報徳学園・小園、金足農・吉田の4選手が全員、勢揃いする予定。加えて、1メートル90の長身から最速149キロの速球を投げ下ろす上位候補の浦和学院・渡辺も出場し、初戦で小園擁する報徳学園と対戦する。阪神はまだドラフト1位入札選手を確定しておらず、即戦力投手として東洋大・甲斐野、上茶谷、梅津、日体大・松本らをリストアップしている現状。1位入札を確定する上の材料として、今回の国体は高校生を最終チェックする格好の機会となる。

 くしくもこの日、阪神は西宮市内の球団事務所で、揚塩健治球団社長、谷本修球団本部長、佐野仙好アマ統括スカウトと全スカウトが出席したスカウト会議を開催。佐野アマ統括スカウトは「候補は全体で80人前後まで絞り込みました。また志望届(の提出状況)次第で(人数は)変わってくると思います」と話すにとどめた。即戦力の投手か、将来性の高校生野手か。今年は10月25日の会議直前まで情報収集に努め、決断する方針だ。

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2018年9月29日のニュース