OB村田氏深く感謝 巨人ファンが今季も試合後に応援歌、DeNAファンも温かく

[ 2018年9月29日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人1―0DeNA ( 2018年9月28日    東京D )

<巨・D>両軍ナインに胴上げされる村田氏(撮影・島崎忠彦)
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 ファンファーレに続き巨人時代、そして横浜時代の村田修一氏(37)の応援歌が鳴り響いた。試合後の場内一周。左翼ポール際のDeNAファンからも大声援を浴びると涙をこらえられなかった。最後は両軍選手たちにいざなわれ、長く守った三塁ベース付近の上空で5度舞った。

 「両チームのファンの皆さんと、両チームに支えられたプロ野球生活。自分の口から感謝の気持ちを伝えられて本当に良かった」

 今季はBCリーグ・栃木でプレーし、9日の群馬戦後に引退を発表。この日はOBとして来場し、背番号25を受け継いでくれたDeNA・筒香、巨人・岡本から花束を贈られた。試合前にはスピーチで、両軍ファンへ感謝の思いも伝えた。

 巨人ファンが今季も試合後の客席で在籍時の応援歌を歌ってくれていたことを知っていた。そして11年オフにFA宣言し移籍した身ながら、DeNAファンの温かさも身に染みた。「最後に報告できて、応援歌も歌っていただき良かった」と深く感謝した。

 試合は中継ブースから場内専用FM放送で解説した。「野球って楽しいなと思った。またどういう形であれ、伝えていければ」。通算360本塁打。誰からも愛された個性派スラッガーは、前を向いて第二の野球人生を歩む。 (後藤 茂樹)

 ▼巨人・高橋監督 選手としても、監督としても一緒に戦って。やっぱり強い、しっかりした選手。スピーチを見ても感じた。

 ▼DeNA・筒香(試合前に花束を渡し、試合後の胴上げに参加)試合前にも少し話をさせていただいた。みんな寂しい思いはあると思う。

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