ロッテ・根元が引退会見 13年間のプロ生活に別れ「今はスッキリした気持ちです」

[ 2018年9月27日 16:43 ]

福浦(左)から花束が贈られ、ねぎらわれる根元(撮影・森沢裕)
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 ロッテの根元俊一内野手(35)が27日、ZOZOマリンスタジアムで引退会見を行った。

 「私、根元俊一は今季限りで現役を引退する決意をしました。今いる仲間と野球ができないのは寂しい気持ちでいっぱいですが、13年間マリーンズにお世話になってこれから恩返ししていきたい。今はスッキリした気持ちです」と晴れやかな表情で語った。

 根元は花咲徳栄から東北福祉大へ進み、2005年大学生・社会人ドラフト3巡目でロッテ入り。12年には遊撃のレギュラーに定着し、133試合、打率・279、9本塁打、41打点、リーグ最多タイの40犠打を記録した。今季は27試合の出場で打率・205にとどまり「自分の持ち味は打撃と思っていた。その中で、今年の打席の中で自分の思うようなイメージの打撃ができないことがあった。厳しい世界なので、自分はもう厳しいのかなと思った」と引き際を決断した背景を明かした。

 印象に残っていることには「思い出したらキリがないが、今年なかなか結果を出せない中で、8月19日の楽天戦で勝ち越しタイムリーを打ったとき。本当にうれしくてチームに貢献できたと思った。あの一打席は一生忘れない」と感慨に浸った。

 今後については「未定です」とした根元。最後に福浦から花束を渡され、感無量の表情で13年間のプロ生活に別れを告げた。

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