糸井 喜べぬ1500安打 右足?不安で途中交代

[ 2018年9月22日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神3―7広島 ( 2018年9月21日    マツダ )

<広・神>5回終了後、1500安打達成の花束を掲げる糸井(撮影・大森 寛明)
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 節目の一打を喜べるはずがなかった。阪神・糸井が2回先頭の第1打席、野村のカーブを力強く振り抜き、通算1500安打となる右前打。5回には1501本目となる右翼線二塁打を放って気を吐いても4番として勝利に導くことはできず、試合後は無言を貫いた。

 03年ドラフトの自由獲得枠で投手として日本ハムに入団。06年から外野手に転向し、07年のプロ初安打からの12シーズンで1500本を積み重ねてきた。オリックス時代の14年には首位打者を獲得し、生涯打率も3割をキープする“超人”にとってはもちろん通過点の数字だ。

 3―7の9回先頭の第5打席では代打・伊藤隼を送られ、金本監督が「足がね…。今日はあんまり良くなかったんだけどね。ちょっとまあ、怖さが出たみたい」と説明した。2日続けて悪条件のグラウンドに立ち、6月下旬に腓骨(ひこつ)骨折を負った右足の状態が心配される一方、チーム最高の打率.313を誇る主砲への期待は変わらず大きい。今後も勝利につながる安打を打ち続けたい。(山添 晴治)

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2018年9月22日のニュース