DeNA筒香36号!ハマスタ100号!CS圏内の3位巨人にゲーム差なし肉薄

[ 2018年9月22日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA9―1中日 ( 2018年9月21日    横浜 )

<D・中>5回無死一、二塁、右越えに36号3ランを放つ筒香(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 DeNA・筒香嘉智外野手(26)が21日、中日戦の5回に右翼席最上段へ3ランを放った。リーグトップの広島・丸に並ぶ今季36号で、横浜スタジアムでは村田修一、田代富雄に次いで3人目となる通算100号のメモリアルアーチ。加賀繁投手(33)の引退登板に花を添え、3連勝を飾ったチームもクライマックスシリーズ(CS)圏内となる3位・巨人と5毛差と肉薄した。

 希望という名の打球が、糸を引きながら右翼へと伸びる。細かい雨を切り裂き、行き着く先はスタンド最上段だった。筒香だ。やはり、この男だ。5回無死一、二塁で、リードを8点に広げるダメ押しの36号3ラン。頼れる主砲が球場の熱狂を独り占めした。

 「走者がいたし、しっかりとしたスイングで強い打球を打とうと思った。感触は良かった」。打席に入る前に、軽くトントンとジャンプするルーティン。へその下の「丹田」にバランスを集中させるための動きだ。空手の極意も学び、投手との間合いを読む。好調時には打席に入っただけで「打てる」と全身で感じる皮膚感覚が、この男には備わっている。36号は広島・丸に並ぶリーグトップ。もちろん「個人の数字はどうでもいい」と関心は示さない。主砲であり、主将。チームの勝利こそが至上の喜びだ。

 試合前。筒香の号令一下、選手だけが集まってミーティングを行った。「この12連戦で(順位が)決まる可能性が高い。ここが大事、と感じたので」。リーダーとして「みんなでやってきたことを出そう!」と声を掛け、自らはアーチを放った。率先垂範。「今日はみんなの“勝ちたい”という思いが存分に表れた試合だった」。筒香は満足げにうなずいた。

 試合後には、09年ドラフト同期の加賀の引退セレモニーで花束を手渡した。社会人を経てプロ入りした右腕は6学年も上。「本当にお世話になった。いろんな思い出があるし、今日は絶対、何としてでも勝ちたかった」。熱い思いを、自らのバットで現実に変えた。

 このアーチで、自身通算174本目にして本拠・横浜スタジアムで球団史上3人目となる100号のメモリアル弾。チームを3連勝に導き、雨天中止となった3位・巨人にはゲーム差なしの5毛差に肉薄した。「勝つために最後までやる」。ナインの、ファンの希望をも現実に変える。それが、筒香にはできる。 (鈴木 勝巳)

 《生粋ベイ党が記念球ゲット》筒香のハマスタ100号の記念球をゲットしたのは生粋のベイスターズファン・真田康希さん(21=神奈川県海老名市)だ。「本当にラッキー。おとといも来たけど、初めて捕ったボールが筒香選手ですから」。祖父が大洋時代から川崎球場に通ってきた影響で自然とDeNAに親しみを持つようになったという。「CSに行けばまた応援に行きます」と笑顔を見せた。

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2018年9月22日のニュース