広島 連日の雨中戦を制してマジック「3」 新井さん激走、球団最年長三塁打記録更新

[ 2018年9月21日 22:27 ]

セ・リーグ   広島7―3阪神 ( 2018年9月21日    マツダ )

<広・神>逆転勝ちでマジックを3とし、ファンの声援に応える新井(中央)ら広島ナイン(撮影・北條 貴史)
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 広島が3点差を中盤以降にハネ返して阪神に7―3で逆転勝ち。球団初の3連覇に向けた優勝マジックを1つ減らして「3」とした。最短Vは23日。

 広島は0―3で迎えた5回、先頭の会沢が投手強襲安打で出塁すると、野間と代打・バティスタの連続四球で無死満塁。田中の右犠飛で1点を返すと、菊池の遊ゴロの間にもう1点を加えて1点差に迫った。

 7回には、2死走者なしから菊池、丸の連続四球と2つの暴投で一、三塁とし、鈴木の左前適時打で3―3の同点。続く松山の当たりが遊撃手のタイムリーエラーとなって4―3と逆転に成功した。

 8回には1死二塁から新井が右翼に放った当たりが三塁打となって1点を追加すると、さらに1死二、三塁から菊池が左前へ2点適時打を放って7―3と4点リードを奪い、最後は守護神・中崎が抑えて逃げ切った。

 広島は田中が“定位置”の1番に戻り、8月17日のDeNA戦(横浜)以来27試合ぶり、日数にして35日ぶりに2番・菊池、3番・丸との「タナキクマル」が復活。41歳7カ月の新井が8回に放った三塁打は、石井琢朗(現ヤクルトコーチ)の持つ41歳0カ月(2011年)の球団最年長記録を7年ぶりに更新した。

 阪神は3回、2死一、三塁から大山の左翼線二塁打で先制し、さらに2死満塁としてから陽川の左前適時打で2点を加えて3点をリード。だが、粘りの投球を見せていた先発投手の小野が5回の先頭打者・会沢の打球を左足に受けてから連続四球を与えて満塁のピンチを招いてこの回2点を失うと、終盤にリリーフ陣が打ち込まれた。

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