巨人 高橋監督 不振の岡本に「最後まで託したい」

[ 2018年9月21日 05:30 ]

室内練習場でフリー打撃を行う岡本(撮影・大塚 徹) 
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 巨人・高橋監督が20日、若き4番と「心中」する。同日のヤクルト戦が雨天中止となり、チームは神宮室内での全体練習を行った。指揮官は打撃不振に陥っている岡本への変わらぬ信頼を口にした。

 「本人も何とかしようと思っている。(開幕から)ここまで頑張ってきた選手。(チームの)中心に育ってきた選手。こちらも最後まで託したい」

 14日のDeNA戦(横浜)で右手親指付近に死球を受けた岡本は、その後の4試合で計15打席連続無安打。違和感も残る中、出場を直訴。首脳陣もその思いに応えて起用を続けるが、患部にはテーピングが欠かず、打撃の状態は万全ではない。

 その岡本はこの日、打撃練習で体の開きを修正。「(死球後から体が)開くのが早くなっていた。我慢する意味で練習しました」。打撃不振中の雨天中止を「今日の練習は良かった。プラスになると捉えたいです」と恵みの雨と受け入れた。

 きょう21日はチームが16年から7連敗中のヤクルト・小川がスライド登板してくる。岡本も打率・250、0本塁打、2打点と抑え込まれているが「チャンスは少ないと思いますが、集中してやりたい」。残り9試合。4位・DeNAまで0・5ゲーム差しかない。相性を問題視しているような状況ではない。

 「(岡本が)軸のチーム。(不振を)何とか乗り越えさせたい」と指揮官。4番の復活。これを信じている。(川手 達矢)

 ○…坂本勇は、ヤクルト・小川との対戦を前に「やっつけられるように頑張ります。やっつけるよ!」と勇ましく宣言。右投げの打撃投手の球を入念に打ち込んだ。通算対戦成績は53打数11安打の打率・208ながら5本塁打、10打点。吉村打撃総合コーチも「一丸になって打ちにいきたい」と話した。

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2018年9月21日のニュース