巨人・脇谷引退へ イースタン4連覇見届け…強い時代支えた名手今季限り

[ 2018年9月19日 05:30 ]

イースタン・リーグ   巨人3―3DeNA ( 2018年9月18日    相石ひらつか )

<D・巨>チームメートを出迎える脇谷(左)
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 巨人の脇谷亮太内野手(36)が、今季限りで現役を引退することが18日、分かった。05年の大学・社会人ドラフト5巡目でNTT西日本から入団。10年にはセ・リーグ記録となる15試合連続得点を樹立した。シュアな打撃と内外野をこなすユーティリティーな守備力を生かし、巨人と西武の2球団で活躍した。近日中にも都内で会見を開く予定だ。

 杉内に続き、今度は脇谷がユニホームを脱ぐ決意を固めた。プロ13年目を迎えた今季初めには「いつまでやれるか分からない。がむしゃらに、毎日を必死に過ごしていきたいと思う」と話していたが、今年限りで戦いの場から退く。

 入団5年目の10年、長年のチームの課題であった二塁の定位置をつかんだ。当時の原監督にも「二遊間が固まると、チームとして非常に戦いやすい」と信頼され、8月5日の阪神戦では15試合連続得点となるセ・リーグ記録を樹立。連盟からの表彰も受けた。

 その後もシュアな打撃と堅実な守備力でチームに貢献。その一方で、11年オフには右肘じん帯の再建手術を受け、翌年は育成選手となってリハビリに専念。東京ドームでスポットライトを浴びた男が「023」の3桁番号を背負い、「覚悟はしていたけどしんどい。肘を動かせないとこんなに生活に支障が出るんだね」と周囲に漏らしたこともあった。

 13年オフに国内FAで獲得した片岡(現2軍内野守備走塁コーチ)の人的補償として西武にも移籍した。2年後に自ら国内FA権を行使して古巣復帰した際には「セ・リーグだけでなく、パ・リーグの野球も経験できた。なかなかできない経験だし、財産にしたい」と前向きに捉えた。

 ここ数年は若手の台頭で出場機会も減少したが、練習中から大きな声を出し、真摯(しんし)に野球に取り組む姿勢や明るいキャラクターでファンに愛された。この日は4連覇を決めたイースタン・リーグ、DeNA戦(平塚)でベンチ入りした。近日中にも会見を行い、自らの言葉で引退を表明する。

 ◆脇谷 亮太(わきや・りょうた)1981年(昭56)11月4日生まれ、大分県出身の36歳。柳ケ浦では2年夏に甲子園出場。日本文理大では4年時に大学選手権で優勝&MVP。NTT西日本を経て、05年の大学・社会人ドラフト5巡目で巨人に入団。10年に15試合連続得点のセ・リーグ新記録。右肘手術の影響で11年12月に育成契約となり、12年11月に再び支配下登録。13年オフにFAで巨人入りした片岡の人的補償で西武移籍。15年オフにFA宣言し、巨人に復帰。1メートル77、77キロ。右投げ左打ち。

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