大山&藤浪 まさかの「アベック弾」に思う 「94年組」の奮闘をもっと見たい

[ 2018年9月18日 13:24 ]

<D・神>3回2死一塁、大山は2打席連続となる8号2ランを放ち藤浪とハイタッチ(撮影・岩崎 哲也)
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 「こんなの、野手でも打てねーよ」。

 「たしかに。これはやばいよな(笑)」。

 昨秋キャンプでの一幕だ。大山と藤浪の2人は、スマートフォンに映し出されたある動画を見ていた。

 それは、14年4月15日の広島戦で、藤浪が右中間に豪快なプロ初アーチを放った場面だった。ひょんなことから当時の話題になり、その場で再生。懐かしむ藤浪の横で大山は驚き混じりの笑顔を見せていた。あれから4年。まさかの「アベック弾」を記録した試合でお立ち台に上がった大山は、「同級生の晋太郎(藤浪)が先発だったので、何とか助けたいと思って打席に入りました」と言った。

 野手と投手。食事の席を共にするのは1年で数えるくらいだが、同世代の絆はたしかにある。期待の戦力が揃う「94年組」の奮闘を、もっと見たい。(阪神担当 巻木 周平)

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