鵡川 避難所に勇気を!地震で寮、グラウンドも大きな被害 指揮官「この場所に立てうれしい」

[ 2018年9月14日 13:08 ]

第71回秋季北海道高校野球大会室蘭支部Bブロック2回戦   苫小牧工6―2鵡川 ( 2018年9月14日    とましんスタジアム )

<鵡川・苫小牧工>ベンチ上に掲げられた「がんばろう!鵡川!!」の横断幕とともに戦った鵡川ナイン
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 6日未明の北海道胆振東部地震で、震源地の厚真町に近く甚大な被害を受けた鵡川(勇払郡むかわ町)が秋季大会初公式戦に臨んだ。2回2死三塁から高山乃樹(2年)の右越え二塁打で先制したが直後に追いつかれ、4回に4長短打で5点を奪われて勝ち越された。

 地震で野球部寮の電気、ガス、水道が全て止まり、周囲が1メートル近く陥没。グラウンドも大きな被害を受けた。同校の02年センバツエースだった鬼海将一監督(34)は「この場所に立てたことをうれしく思う。何らかの形でエネルギーを与えられたらよかった」。内海陸主将(2年)は「元気でいこうと選手で話していた。勝って避難所の方々を勇気づけたかった」と悔やんだ。

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2018年9月14日のニュース