ソフトB3差!最大11.5差からレオ射程圏、ギータ5安打で4連勝けん引

[ 2018年9月13日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク13―2楽天 ( 2018年9月12日    楽天生命パーク )

<楽・ソ>4回無死、柳田が自己最多タイの34号ソロアーチを放ちベンチの出迎えに猫のようなポーズで応える(撮影・篠原岳夫)
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 ソフトバンクの柳田悠岐外野手(29)が12日の楽天戦の4回に2試合連発となる右越え34号ソロを放つなど5安打3打点の活躍でチームを4連勝に導いた。34本塁打は15年にマークした自己最多に並んだ。この日敗れた首位・西武との差は6月30日以来となる3ゲームに縮まった。15日からの西武3連戦(メットライフドーム)へ勢いを持って乗り込む。

 野球をやっていて唯一の楽しみだという。フルスイングで球を捉え「ホームラン、行ったなあ」と、打球の行方を目で追うのが、柳田の至福のときだ。

 1―0の4回、先頭で打席に入ると辛島の初球、105キロのスローカーブを右翼席へ運んだ。2試合連続の一発は、15年に並ぶ自己最多の34号。「いい対応ができて、いい距離が取れて、いいタイミングが取れた。開幕からキャリアハイを目指しているので良かった」と、今季34度目の喜びに浸った。

 今季はポストシーズンを含め、1本塁打につき30万円を特定非営利活動法人「SOS子どもの村JAPAN」への寄付を行う。この日の一発で、寄付額は1000万円をクリアし「もっとしてあげられるように頑張りたい」と引き締めた。

 初回に先制の右前打を放つと、5回には左前適時打。7、9回にも安打を放ち、サイクル安打を達成した4月21日の日本ハム戦以来の5安打。前日の最終打席から6打席連続安打で、打率は・360に上昇。3打点で自身初の100打点にも5に迫った。「なかなかないこと。いい一日になった」と喜んだ。

 4番のバットが火付け役となり、15安打13得点で4連勝。8月11日の時点で最大11・5ゲーム差あった首位・西武に、6月30日以来の3差に迫った。15日からは敵地メットライフドームでの直接対決3連戦となる。工藤監督は「最後は自分たちがトップに立つ気持ちで3連戦に臨みたい」と力を込めた。直接対決は7試合を残す。

 柳田は今季ビジターで打率・422、16本塁打、53打点を誇る。「チームの雰囲気はいい。がむしゃらに向かっていくだけ」と4番は大一番を見据えた。 (川島 毅洋)

 《94年の松永以来チーム24年ぶり》柳田(ソ)が自己最多タイの34号を含む5安打3打点。1試合5安打はサイクル安打を達成した4月21日日本ハム戦に次いで今季2度目。シーズン2度のゲーム5安打は10年新井(神=現広)、今江(ロ=現楽)がマークして以来。チームではダイエー時代の94年松永以来24年ぶりだ。打率は6月8日以来となる・360に上げた。柳田は15年に打率・363で首位打者を獲得。打率・360以上で2度の首位打者は85、86年落合(ロ)、94、00年イチロー(オ)がいるだけ。柳田が記録すれば史上3人目になるがどうか。

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