震災あった北海道への思い 斎藤佑「上で投げたいです」

[ 2018年9月11日 06:20 ]

千葉・鎌ケ谷の2軍施設でキャッチボールを行う日本ハム・斎藤(左端)
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 一日も早い復興を願う。日本ハムの2軍は10日、千葉・鎌ケ谷の施設で全体練習を実施。1軍昇格を目指し汗を流す斎藤が、6日未明に最大震度7の地震が発生した愛する土地への思いを語った。

 「日本人として心が痛い。まだまだ時間はかかると思うけど、一日でも早く皆さんが元通りの生活に戻ってほしいです」

 1軍が本拠を置く北海道が大地震に見舞われた。近年は不振やコンディション不良で結果を残せていないが、通算15勝中、9勝を札幌ドームで挙げるなど地元の声援に助けられてきた。札幌で街を歩いたり食事しているとファンから「頑張って」や「応援してます」と声を掛けられる。「最近はなかなか1軍に行けてないけど、北海道は大好き。道民の方々は本当に温かくて優しい」と感謝する。1軍は2年ぶりの優勝に向けて首位の西武を必死に追い掛けており斎藤も「少しでも1軍の力になりたい」と力を込める。7月上旬に腰痛で離脱し、8月中旬の復帰後は中継ぎを任されているが、過去3試合で計5回を投げ無失点と必死にアピールを続けている。

 「ポジションはどこでもいい。とにかく上(1軍)で投げたいです」と斎藤。1軍で躍動する姿を、北海道のファンも待っている。 (山田 忠範)

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2018年9月11日のニュース