珍事?中日 Bクラスでもがき…広島の完全V阻止 唯一の勝ち越し決定

[ 2018年9月10日 08:48 ]

セ・リーグ   中日4―3広島 ( 2018年9月9日    ナゴヤD )

<中・広>初回無死三塁、大島の右犠飛で生還した京田(中央)を迎える森監督(左)(撮影・椎名 航)
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 痛快な首位叩きだった。最下位の中日が広島に今季2度目となる3連戦3連勝。ナゴヤドームでは9勝3敗と圧倒的な強さを見せセ・リーグ唯一、3年ぶりに同戦の勝ち越しを決め、森監督も留飲を下げた。

 「どこにもまだ勝ち越していないので、それが(首位の)カープで良かった」

 2度追いつかれながら、3―3の7回1死一、二塁からアルモンテがジャクソンの外角ツーシームを左前に決勝適時打。「チャンスだったので集中していた。良いところで打ててうれしい」とはにかんだ。広島戦は3月31日に来日初本塁打を放つなど24試合で打率・327、3本塁打、12打点と相性の良さを見せるヒゲの助っ人は「首位を走るチームに勝ち越すのは良いことだけど、広島以外にも勝ち越せるようにしないと」と残り15試合にも闘志を燃やした。

 チームは4連勝で3位・巨人に4・5ゲーム差。逆転でのクライマックス・シリーズ進出もわずかながら可能性を残す。11日からは借金19と苦戦するビジター戦が8試合続く。「その日その日、1試合ずつ頑張っていく」と指揮官。灯火が消えない限り、ファイティングポーズは崩さない。(徳原 麗奈)

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