ソフトB千賀、痛恨1球で5敗 西武と5差「大事な試合で情けない」

[ 2018年9月8日 09:11 ]

パ・リーグ   ソフトバンク1―3オリックス ( 2018年9月7日    ヤフオクD )

3回1死二、三塁、山足に左越え本塁打を打たれガックリの千賀(撮影・中村 達也)
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 ソフトバンクは7日、オリックスに1―3と手痛い逆転負けを喫した。先発の千賀滉大投手(25)は3回にドラフト8位新人の山足達也内野手(24)にプロ初本塁打となる逆転3ランを浴び、オリックス戦は初黒星。自身の連勝も4でストップした。打線は5安打1得点に封じられ、首位・西武とのゲーム差は5に広がった。

 1球に泣いた。1―0の3回1死二、三塁。千賀が、オリックスのルーキー・山足に投じた初球のフォークが甘く入った。打球は左翼テラス席に吸い込まれた。「完全な失投です。大事な試合で本当に情けない。チームに申し訳ない」と肩を落とした。

 直前には自らのミスもあった。無死一塁から小田がバントした打球を処理し、二塁封殺を狙ったが悪送球。「投げられる体勢ではなかったのに、タイミングだけで行ってしまった」。ピンチは広がり、伏兵の一振りで3点を失った。8月は4戦4勝と好調を維持していた右腕が、5試合ぶりの5敗目を喫した。

 自身の連勝は4で止まり、オリックス戦はプロ初黒星。今季のヤフオクドームでの連勝も5でストップした。工藤監督は「試合の中で失投をなくせというのは無理な話。8回まで3点は評価していい」とかばった。

 打線は今季3度目の対戦となったローチの動くボールに苦しんだ。初回に2安打で先制したが、2回以降は無得点。5回1死二塁では明石の中前打で二塁走者の上林が三塁を回ったところで、村松三塁ベースコーチがストップをかけ、三塁に戻りきれずに憤死。上林は「行く気満々だったので止まるのに時間がかかった」と話し、同コーチは「僕の指示が遅れた」と悔やんだプレーだった。

 首位・西武が勝ったため、ゲーム差は5に広がった。指揮官は「明日はやり返すという強い気持ちでいきたい」と口元を引き締めた。

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2018年9月8日のニュース