新井の恩師、駒大野球部・太田誠OB会長「あいつは人間の教科書」

[ 2018年9月5日 17:39 ]

駒大野球部・太田誠OB会長
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 広島の新井貴浩内野手(41)は5日、マツダスタジアム内で会見を行い、今季限りで現役を引退する意向を表明した。

 新井在学時の駒大の監督だった、駒大野球部・太田誠OB会長は「本当によーやったよ。アイツには勇気を教えてもらってありがとう、と伝えたい」とねぎらった。

 また、「当時から技術は三流、体力は超一流というウドの大木だった。失策とかして“明日は(先発で)使わない”と言っても“お願いします”と明るく向かって求めてくるんだ。山本浩監督や達川監督もそうだったんじゃないか?周囲もあの明るさに助けられたと思う。人間だから挫折はするけど、コツコツ練習して乗り越えてくる。“もうダメだ”ではなく“まだダメ”と這い上がって力に変えていく。阪神から広島に戻ってきた時は枝が折れて、どん底だったろう。でもそこから大輪の花を咲かせた」と語り、「あいつは人間の教科書。人との出会い、縁を大切にすることによって大きくなった。自分で縁を切り開いてきた。将来は指導者かな?我々も楽しみにしています」と期待した。

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2018年9月5日のニュース