広島M12!3度追いつき…延長12回に菊池が今季初7連勝打

[ 2018年9月5日 05:30 ]

セ・リーグ   広島5―4阪神 ( 2018年9月4日    マツダ )

<広・神>延長12回2死三塁、サヨナラ打を放ち喜ぶ菊池(右)(撮影・大森 寛明)
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 3度追いついた。そして、最後は今季7度目のサヨナラ勝ち。4―4の延長12回2死三塁。広島・菊池は阪神・ドリスの直球を詰まりながら右前へ運んだ。「笑みがこぼれながら走っていた」というヒーローは、ナインに抱き上げられて祝福された。

 「何でもいいので勝ちたいと思っていた。東京(8月28日からの巨人、ヤクルト戦)で6連勝して、いい流れがありながら勝ち切れたのは大きい」

 粘って、粘って今季初の7連勝。1点を追う8回には松山が意地を見せた。2死一、二塁で藤川の直球を右翼線へ運ぶ同点適時打。一塁ベース上で両手を握りしめて叫んだ。脳裏をよぎったのは1点リードの4回に犯した痛恨の失策だ。2死二、三塁で糸井の一ゴロを捕った後、ベースカバーのジョンソンに悪送球。2人の生還を許して逆転された。「情けないプレーをしていた。取り返そうと思った」と口にした。

 4回に一時同点の6号ソロを左中間に放り込んだ西川にも、晴らしたい思いがあった。2日のヤクルト戦では先発落ち。前日1日の同戦では失点につながる失策をした。「強引にならずに捉えることができた」と喜んだ。

 優勝マジックは1減って12。菊池は「逆転のカープって、ファンの人にずっと言われるようにしたいし、自分もその一員でいたい」と力を込めた。リーグ3連覇への道を遮るものは見当たらない。

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