打倒韓国に4本の矢「吉田、根尾、板川、柿木」で勝負

[ 2018年9月5日 05:30 ]

U18アジア選手権大会1次ラウンドA組   日本15―0スリランカ ( 2018年9月4日    サンマリン宮崎 )

笑顔で練習する根尾(左)と柿木(撮影・岩崎 哲也)
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 日本はサンマリン宮崎で1次ラウンド2戦目を戦い、スリランカに15―0で6回コールド勝ち。開幕2連勝でスーパーラウンド進出を決めた。5日は同じく2戦全勝の韓国と激突。エース吉田輝星投手(3年=金足農)は先発に備え、ブルペンで「打倒韓国」をイメージしながら50球の投球練習を行った。なお、B組の台湾と中国もスーパーラウンド進出が決定した。

 韓国戦の守護神は甲子園V腕で決まりだ。柿木蓮投手(3年=大阪桐蔭)はこの日の試合前練習で吉田と遠投などを行い、最終調整を終えた。今夏の選手権大会で大阪桐蔭を史上初2度目の春夏連覇へ導いた男は「日の丸を背負う以上(昨年の)先輩の分まで頑張りたい」と雪辱に燃えている。

 「吉田とも話しているのですが、2人が投げる時はバッチバチに抑えようなと言っています。投げる機会があれば、100%抑えにいきたいです」

 柿木は韓国戦へかける思いを明かした。打倒・韓国への道筋ははっきりと見えてきた。先発・吉田の後にスタンバイするのは、今秋ドラフト1位候補の投打二刀流・根尾昂内野手(3年=大阪桐蔭)、左腕の板川佳矢投手(3年=横浜)。そして最後を託されるのが柿木だ。中学時代、ボーイズ代表で韓国戦を経験した右腕が全力をぶつける。

 初戦の香港戦でサイクル安打を達成した根尾はこの日3打数無安打で途中交代。試合中にブルペン入りし、約30球を投じた。投打でフル回転の活躍が求められる。「厳しい試合になる。いつでもいける準備をしたい」と闘志をたぎらせた。(吉仲 博幸)

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2018年9月5日のニュース