大谷投手復帰に米メディア賛否両論「テストクリア」「大きなリスク」

[ 2018年9月4日 05:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス2―4アストロズ ( 2018年9月2日    ヒューストン )

3回、降板を告げられる大谷(左はソーシア監督)(撮影・会津 智海)
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 大谷の復帰登板に米メディアではさまざまな意見が見られた。米ヤフースポーツは「球速の大幅な低下を注視すべきか?」の見出しで、投手復帰させたこと自体に否定的な論調だった。「チームもこの順位に沈んでいるし、大谷をこの時期に投手で戻すのは大きなリスクを伴う。他にどれほどのチームが同意するか疑問」と指摘。試合中の球速低下をグラフで示し「完全に健康な投手のものには見えない」と厳しかった。

 一方で地元紙オレンジカウンティ・レジスターは「エ軍は最初のテストをクリアしたとしている」の見出しで内容に肯定的だった。球速低下は右手薬指の打撲と腰の張りが原因で、右肘は影響していないとする指揮官の見立てを紹介。久しぶりのメジャーのマウンドで想定以上に強く投げすぎたと、大谷が話していたことも伝えた。

 地元紙ロサンゼルス・タイムズは、大谷本人は二刀流でのプレーを強く望んでおり「他球団なら打者転向を勧められていただろう。エ軍入団は大谷には正しい選択だった」とした。

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2018年9月4日のニュース