相手打者の特徴が記されたカード　大リーグ投手が審判に没収される「いかなる異物も禁止」

ナ・リーグ   フィリーズ１―７カブス （ 2018年9月1日    フィラデルフィア ）

＜フィリーズ・カブス＞審判に抗議するオースティン・デービス投手　（ＡＰ）
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　フィリーズのオースティン・デービス投手（２５）が１日のカブス戦での登板で、所持していた相手打者の特徴などが記されたカードを審判に没収された。

　カードについてデービスは単に相手打者の情報が書いてあるだけだと主張したが、野球規則には「投手がいかなる異物でも身体につけたり、所持することを禁止する」とある。審判側はこの規則に違反するとしてカードを没収。審判はデービスに「雨天時にロジンバックをユニホームのポケットに入れる以外、マウンドにいかなる物を持ち込んではダメだ」と伝えたそうだ。

　こうしたカードは相手打者によって守備位置を変えるため、外野手が携帯していることがあるが、投手は不可とのこと。それでも、デービスは納得がいかないようで、「チームのスタッフが相手打者の弱点を必死になって調べてくれたんだ。どうしたらアウトを取ることができるか。その答えが分かれば知りたいに決まっているじゃないか」と肩をすくめていた。