3度の降雨中断乗り越え…広島5連勝でM15 大瀬良ヤクルト戦無傷の10連勝

[ 2018年9月1日 22:29 ]

セ・リーグ   広島8―3ヤクルト ( 2018年9月1日    神宮 )

<ヤ・広>6回、躍動感溢れるフォームで山田哲を三振に打ちとる広島・大瀬良 (撮影・白鳥 佳樹)
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 広島が3度の降雨中断を乗り越え、2位・ヤクルトとの直接対決を8―3で制して5連勝。球団初の3連覇に向けた優勝マジックを2つ減らして「15」とした。大瀬良は7回1失点(自責0)で両リーグトップの今季15勝目(5敗)を挙げ、対ヤクルト戦はデビュー戦から無傷の10連勝となった。2連敗となったヤクルトは4月以来4カ月ぶりの貯金を使い果たした。

 広島はヤクルト先発カラシティーに4回まで1人の走者も出せずパーフェクトに抑えられていたが、5回、先頭の鈴木が初球の真ん中直球を左中間スタンドに叩き込む27号ソロを放って先制。その後、初回に続く2度目の降雨中断明けとなった1死一、二塁から西川が左前へ適時打を放つと、さらに大瀬良のスクイズと丸の押し出し死球で加点し、この回一挙4得点を挙げた。その裏には失策絡みで1点を失ったが、4―1で迎えた8回には松山の右犠飛と西川の左中間への2点適時三塁打、代打・新井の左犠飛で一挙4点を加えて逃げ切った。

 ヤクルトは4点先取された直後の5回、先頭の雄平が敵失で一気に二塁へ進み、2死後、中村が中前に弾き返したチーム初安打が適時打となって1点を返したが、大瀬良に7回2安打と抑えられた。初回、5回、9回と守備時に3度の降雨中断に見舞われるなど不運も重なり、9回に3番手・今村から3連打して1点を奪い、4番手・フランスアから西浦の投ゴロ併殺打の間にもう1点加えたが、そこまでだった。

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2018年9月1日のニュース