阪神　秋山　２軍降格が決定的に「課題も多いし、もっと練習していく」

セ・リーグ   阪神―ＤｅＮＡ（ノーゲーム） （ 2018年8月31日    甲子園 ）

＜神・Ｄ＞３回、雨が強くなって中断になり、ベンチに戻る秋山（中央）らナイン（撮影・坂田　高浩）
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　空模様のように、阪神・秋山の表情は晴れなかった。序盤からつかまり２回までに４失点。記録には残らなかったが、復調を示す内容を見せられず、２軍降格が決定的となった。

　「初球からどんどん振ってきて、それを利用できないというか、ストライクゾーンに集めてしまう」

　初回、２死からロペスに低めスライダーを左越えに先制ソロを被弾。同点に追いついた直後の２回も先頭・ソトに直球を完ぺきに捉えられ左翼へソロを許した。その後も２死一、三塁とされ、大和には三塁線をゴロで破られる２点二塁打を浴びこの回３失点。序盤で、試合の主導権を相手に渡した。

　早期降板の可能性もあった中で３回、先頭のロペスに左翼へ二塁打を浴び、１死を取ったところで雨脚が強まり３度目の中断。ノーゲームとなり、黒星は免れても、後味の悪さが残った。

　金本監督は「高さは良い高さに行っていたんだけど。低めに。本塁打も２本とも、低めでしょう。そんなに甘いところに行ったわけではないけど」と評したように、最悪の状態ではなかっただけに、結果が付いてこないことが悩ましい。

　「練習では良い方向に向いているのかなと思っていたのですが、試合になると続いていないので、乗り越えないと。課題も多いし、もっと練習していく」

　６月７日オリックス戦で５勝目を挙げたのを最後に自身５連敗中。トンネルから抜け出せないまま今季２度目の降格を余儀なくされた。昨季１２勝を挙げた右腕の苦闘。はい上がる姿を誰もが待っている。