高谷命名「熱男ゴリラと愉快な仲間達」 チームが一つになるソフトB本塁打パフォーマンス

[ 2018年9月1日 10:40 ]

8月25日の西武戦の4回無死、左越えにソロホームランを放ち、熱男パフォーマンスを披露する松田
Photo By スポニチ

 豪快なホームランは野球の華だ。日本のプロ野球ではベンチ前でのパフォーマンスが定番化している。ソフトバンクでは最近“コラボ芸”や“団体芸”で、そのアーチを祝う。

 8月26日の西部版1面。松田宣がホームランを放ち、“熱男”パフォーマンスを決める背後で、高谷、牧原、上林、福田も“熱男”を決めた。

 松田とデスパイネ、デスパイネと柳田など、アーチを放った打者と走者の“コラボ芸”。そして、それらの後ろでこっそり参加し始めたのが上林だ。「スクリーンに映るんで」といたずらっぽくに笑う。「“熱男”は本当は右手でやりたいけど、ベンチのハイタッチを右手で上げて待ってるので左手でしかできない」と独特な悩みもあるそうだ。

 気づけば“団体芸”にまで発展。「最初はビジョンに映りに行ってた。どうせ映っているなら、のっかってやっちゃおうと」と話すのは高谷。ベテラン捕手は一面の写真を見て、「“熱男ゴリラ”と愉快な仲間達」と命名。そして、こう続けた。「良いプレーを喜ぶことは大切なこと。残り約30試合。より一つになる良いきっかけだと思う」と首位を見つめる。

 高谷は上林のホームランで、ベンチの最後尾で両手を腰に当てて、お辞儀し合う“コンビ芸”がある。しかし、8月12日の楽天戦以来、お預けとなっており、「待ち遠しい」と後輩の一発を首を長くして待っている。

 今季新加入のWBCキューバ代表グラシアルもシャドーボクシングを披露し、新ネタが登場。右膝痛でリハビリ中のデスパイネの足を高く上げるパフォーマンスもある。「いっぱいやりたいですよね」と色気を見せる。

 全力でプレーし、全力で楽しむ。「集中して、喜ぶときは思い切り喜ぶ」と高谷。その笑顔の先に頂があることを信じて、戦い続ける。(記者コラム・後藤 実穂)

続きを表示

2018年9月1日のニュース