中京学院大中京が連覇達成 佐伯 2大会連続全て完封勝ち 高校軟式野球

[ 2018年8月30日 05:30 ]

河南を完封し2連覇を決め、指を突き上げ喜ぶ中京学院大中京・佐伯
Photo By 共同

 第63回全国高校軟式野球選手権最終日は29日、兵庫県の明石トーカロ球場で決勝が行われ、中京学院大中京(東海・岐阜)が河南(大阪)を3―0で下して2年連続9度目の優勝を決めた。佐伯奨哉投手(3年)が前回大会に続き、1回戦からの4試合を完封した。

 右腕に気迫がみなぎる。8回に内野ゴロと中沢の2点適時打で均衡を破った中京学院大中京は、9回のマウンドにも佐伯が立った。「打てるなら打ってみろという気持ちだった」。最後は11個目の三振を奪い、右手の人さし指を突き上げた。

 2安打無四球完封。低めから伸びる直球を武器に、5回は3者続けて空振り三振を奪った。2大会連続での全試合完封。進路を悩んでいた中3の時に、平中亮太監督に「日本一の景色を見てみないか」と言われて選んだ高校軟式野球の世界で、無双の男となった。

 「最後まで楽しんで投げられた」と佐伯。中京の校名だった11、12年以来の連覇に、平中監督は「野手が一生懸命守り、佐伯が応えてくれた」と語った。

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2018年8月30日のニュース