ヤクルト山田“第1関門”クリア 2年ぶり30号 3度目トリプルスリー前進

[ 2018年8月25日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト3―6DeNA ( 2018年8月24日    神宮 )

初回2死、山田が左越えに30号ソロを放つ(撮影・篠原岳夫)
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 打球は風にも乗って、勢いよく伸びた。1点を追う初回。ヤクルトの山田哲は浜口が投じたチェンジアップを完璧に捉え、左翼席中段に運んだ。

 「緩いボールは頭にあった。上体を前に出されることなく、ためてしっかり自分のスイングができた」。一時同点とするソロは2試合連発で、2年ぶり3度目の30号に到達。今季チーム108試合目、自身106試合目で15、16年に続くトリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)の条件を一つクリアし、本拠・神宮球場を沸かせた。リーグトップの盗塁も28であと2つ。打率も・320と着実に近づいている。

 しかし、2―5で迎えた4回2死満塁では空振り三振。6回1死一、二塁でも三ゴロ併殺打に倒れ、チームも3連敗で3位に後退した。試合後は、敗戦の責任を背負うように「悔しい。打ちたかった。まだまだ試合はある。切り替えて頑張るしかない」と厳しい表情を浮かべた。 (細川 真里)

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2018年8月25日のニュース