退任発表した高嶋監督と一問一答 高校野球とは「自分の人生そのものかな」

[ 2018年8月25日 15:18 ]

勇退会見で中谷新監督(左)と握手する高嶋総監督(撮影・後藤 正志)
Photo By スポニチ

 退任を発表した高嶋監督の一問一答は次の通り。

 ―退任の理由。

 「ノックができなくなったのは大きな要因の一つ。この年になるといろいろな病気もある。それも含め、第100回大会に出場できたことで、理事長にお願いしていた」

 ―指導者生活を振り返って。

 「48年、長いようで短かった。悔いが残っているのは、今売り出し中の大阪桐蔭を倒せなかったこと」

 ―印象に残る試合は。

 「智弁和歌山で初めて優勝した(1994年の)選抜大会の宇和島東(愛媛)戦。八回まで0―4で負けていて、ひっくり返した。こういう戦い方をしたらいいと教えてもらった試合」

 ―甲子園最多の68勝。

 「よく言われるが、あまり気にしていない。選手が勝ってくれないと増えないから」

 ―甲子園とは。

 「帰ってきて、1週間くらいすると震えが出てくる。甲子園に行きたいと思って。“禁断症状”と呼んでいる。そうするとノックに力が出る。その繰り返しだったので、それ以外に考えようがない」

 ―高校野球とは。

 「ええ格好すれば、自分の人生そのものかな」

続きを表示

2018年8月25日のニュース