「金農ハンパない」34年前4強時のエースも驚嘆「あのときより上だと思う」

[ 2018年8月20日 14:12 ]

第100回全国高校野球選手権記念大会 準決勝   金足農2―1日大三 ( 2018年8月20日    甲子園 )

<日大三・金足農>9回無死、味方の好守に雄叫びを上げる金足農・吉田(撮影・北條 貴史)
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 金足農(秋田)が接戦を制し、初の決勝進出を決めた。秋田県勢としては、第1回大会以来103年ぶりの決勝進出だ。

 初回に打川和輝内野手(3年)の左前適時打で先制すると、5回には大友朝陽外野手(3年)の中前適時打で追加点を挙げた。8回に1点を返されるも、右腕・吉田輝星投手(3年)が守り切った。

 2―1の9回1死、ボテボテの投ゴロに吉田と高橋佑輔一塁手(3年)が前進。一塁が、がら空きになって安打を許した。すると続く8番打者からは内野安打を浴びて1死一、二塁のピンチ。嫌なムードが流れた。

 34年前の84年大会では金足農は初出場ながらベスト4。しかし準決勝のPL学園戦で2―1でリードする8回に準決勝第1試合でレジェンド始球式を務めた桑田真澄氏(50)から逆転2ランを被弾。2―3で敗戦している。奇しくも、点差はそのときと同じだった。

 それでも吉田は「これまでの試合は打線に助けられてきた。次は自分がみんなを助ける番だ」と気合いを入れた。9番を143キロ直球で左飛に打ち取ると、次打者には142キロ直球を内角へ投じ中飛に。金足農歴代最高記録を破る快挙を成し遂げた。

 試合を観戦した、34年前ベスト4のときの金足農エース・水沢博文さん(52)は「金農ハンパない」と驚嘆。「吉田君と自分の前の投球が重なった。でも今の金農は、あのときより上だと思う」と笑顔だった。

 吉田はこの試合9回9安打7奪三振で完投勝利。134球を投げきり、「いつも以上に集中して投げられた。(秋田県勢103年ぶりで)久しぶりの決勝進出。100回大会で果たせるのは何かの縁だと思う」と喜んだ。次戦に向けて「東北と秋田の思いを背負って戦いたい。最後も笑って校歌を歌いたい」と話した。

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