西武、2位ハムに連勝6・5差 浅村同点弾&逆転満弾「完璧」

[ 2018年8月20日 05:30 ]

パ・リーグ   西武7―4日本ハム ( 2018年8月19日    メットライフD )

7回1死満塁浅村は逆転満塁ホームランを放つ(撮影・森沢裕)
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 西武の主将が一振りで決めた。7回、1点差に迫りなお1死満塁。浅村がいった。打者有利の3―1となり「思い切りいける場面。真っすぐ一本を狙う」。左腕・公文が投じた内角低め148キロ直球。捉えた打球は左翼席ではずみ、この日2発目となる逆転25号グランドスラムとなった。

 「昨日は何もしてませんけど、今日仕事できて良かった。完璧じゃないですか」

 初回の同点ソロと合わせて5打点。92打点は同僚の山川に並び再びリーグトップに。「数字はまだ何も考えていない」としたが、辻監督は「スコアボードを見て、満塁本塁打なら山川に並ぶなと話していた。チーム内で競い合えるのはいいこと」と内なるタイトル争いを大いに歓迎した。

 森、中村、岡田を含め大阪桐蔭OBが4人スタメンに並んだ。浅村は10年前の90回記念大会で、強打の1番として1試合2本塁打を含む16安打と打ちまくり、同校2度目の夏制覇に導いた。「この時期に大阪桐蔭が頑張っていると、どうしてもそういう話になるので…」と母校の躍進を振られるのは毎夏の恒例行事になりつつある。

 「後輩たちが頑張っていたら、自分たちが変な姿は見せられない、とは思いますね」。20日はオフで「準決勝は何時からですか?見ますよ」と済美戦をテレビ観戦する。

 2位・日本ハムとの直接対決を2勝1敗と勝ち越し、ゲーム差を今季最大6・5に広げた。「まだまだ日本ハム戦もある。気の抜けない相手。とにかくゲーム差を広げたい」。浅村が甲子園で輝いた08年以来10年ぶりのリーグVへ。プロではまだ見ぬ頂点が近づいてきた。

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