西武 金子侑、執念の逆転三塁打「本当によかった」、2位ハムに再び5・5差

[ 2018年8月19日 05:30 ]

パ・リーグ   西武7―6日本ハム ( 2018年8月18日    メットライフD )

<西・日>8回2死二、三塁、逆転三塁打を放つ金子侑(撮影・白鳥 佳樹)
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 大歓声に後押しされライナーが伸びた。西武・金子侑が、1点を追う8回2死二、三塁から逆転の左中間三塁打。ガッツポーズが止まらなかった。

 「本当によかった。ホッとしています。何とか食らいついていった。凄くうれしい」

 シーソーゲーム。2点をリードされて終盤に入った。4回から7回まで毎回走者を出したが、2併殺などで無得点。前夜も敗れた2位・日本ハムを相手に嫌な流れになると、辻監督が勝負手を打った。8回1死満塁では、岡田に代わって捕手に入っていた炭谷に代打・栗山。ライナーが三塁手・レアードのグラブをはじいた。一塁はアウトになったが、これで1点差とし、続く金子侑が勝負を決めた。

 9回の守備は、DHを解除して森がマスクをかぶった。今季初めてDH解除を決断しての総攻撃。金子侑が「ベンチも含めて、何とかこの回という気持ちだった」と振り返れば、辻監督も「選手に感謝します」と、リーグトップの今季27度目の逆転勝利をもたらした「獅子おどし打線」を称えた。

 金子侑は打率・196と不振で7月下旬に2軍降格。17日に再昇格し2試合目での殊勲打となった。「優勝争いしている中で貢献したいと思って上がってきた。できることをしっかりやりたい」。日本ハムに再び5・5ゲーム差をつけたチーム同様、ヒーローは前だけを向いた。(春川 英樹)

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