楽天 中堅・田中 二塁カバー走り“珍”併殺、平石監督代行絶賛

[ 2018年8月19日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天3―2ロッテ ( 2018年8月18日    楽天生命パーク )

<楽・ロ>8回1死三塁、三走田村が挟殺された後、ウィーラーが二塁へ送球。カバーに入ったセンターの田中がオーバーランした加藤をタッチアウトし併殺が完成(撮影・篠原 岳夫)
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 中堅手が二塁にいるなんて…。楽天・平石監督代行が「少年野球ではよくある」と指摘したプレーが、ピンチを防いだ。同点の8回1死三塁。加藤が一塁ゴロを放つと、三塁走者・田村が飛び出した。捕球した今江が三本間に田村を追い込みながら、三塁手・ウィーラーに送球しタッチアウト。ここまでは普通のプレーだった。

 打者走者の加藤は二塁まで到達。ところが、挟殺プレーでガラ空きのはずだった二塁に、ウィーラーは送球した。「球がそれたら失点の可能性があったけど…。ウィーラーとは目が合った」と中堅から田中が俊足を飛ばし、併殺が完成した。

 まさかのタッチアウトに加藤はぼう然。指揮官も「練習できるプレーではないけど“空いているところに入れ”とは言っている。素晴らしいプレー」と絶賛。少年野球ならば普通でも、プロではファインプレーになるのだから、面白い。(黒野 有仁)

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