阪神・糸井、衝撃の145メートル決勝弾!右翼看板のさらに上直撃「完璧でした」

[ 2018年8月10日 07:25 ]

セ・リーグ   阪神3―2巨人 ( 2018年8月9日    東京D )

8回1死、糸井が右越えに勝ち越しソロを放つ(撮影・岩崎 哲也)
Photo By スポニチ

 阪神・糸井嘉男外野手(37)が9日の巨人戦(東京ドーム)で、同点の8回に推定飛距離145メートルの特大決勝ソロをぶちかました。右翼席のはるか上にある、「NABEKAI.」の看板のさらに上に直撃する衝撃的な一発。「死のロード」と言われる8月に、東京ドーム3連戦で巨人に勝ち越すのは13年以来5年ぶり。超人たるゆえんを見せつけた。

 決勝弾のはずなのに、黄色に染まる左翼席から歓声が聞こえてこない…。打球が規格外過ぎて、皆が状況を把握するのに時間がかかったからだ。2―2で迎えた8回1死無走者。糸井が、沢村の2ボールからの真ん中速球をフルパワーでかち上げた。

 「勝てて良かったです。(感触は)完璧でした。もう、負けられないんで。何とか勝ちにつながって良かったです」

 とてつもない弾道で上がった白球は、同系色の天井ギリギリをなぞるように右翼方向へ。席のはるか上、「NABEKAI.」の看板の少し上に直撃し、跳ね返って真下のバルコニー席へ落ちた。

 7月22日のDeNA戦以来、12試合ぶりの13号ソロ。美しくバットを投げた糸井が走る必要はない。右翼手・長野は数歩動いて追うのを止めた。それほど強烈な、推定145メートル決勝弾だった。

 もし賞品・賞金対象の看板に当たっていれば東京ドームでの看板直撃第100号だったという、“超人的エピソード付き”だったが、それらのさらに上をいった。数々、特大弾を放ってきた糸井のなかでも指折りのインパクトで、「完璧でした」と即答するほど、手応え抜群だった。

 9回の攻撃では陽川、北條が死球を受け、一色触発ムードに。バチバチ火花が散る伝統の一戦で、7日のロサリオと同じく今季の猛虎に不足していた「ここぞの一撃」を放ち、宿敵を沈めてみせた。

 衝撃は試合後に再び訪れた。ヒーローインタビューを受ける糸井の背後で、バックスクリーンビジョンに決勝弾のハイライトが映し出されていた。“生”では打球を終えなかった虎党が、衝撃弾の一部始終を映像で確認し、インタビュー中にどよめきが起きるという異例の光景。直後、インタビュアーから、反撃を期す今後について問われた糸井は、力を込めた。

 「僕らのチームはもう負けられないので、勝つだけだと思ってやってます。波に乗って次も勝てるように頑張ります!」

 やっぱり、役者が違う。(巻木 周平)

続きを表示

「名将かく語りき〜歴史を彩った勝負師たち〜」特集記事

「大谷翔平」特集記事

2018年8月10日のニュース