奏功した“位置取り”創志学園の隠れた好守

[ 2018年8月9日 16:53 ]

第100回全国高校野球選手権記念大会第5日1回戦   創志学園7―0創成館 ( 2018年8月9日    甲子園 )

<創成館・創志学園>快勝で初戦突破し、アルプスタンドへ勝利の報告に向かう創志学園(撮影・椎名 航)
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 7―0で快勝した創志学園で光ったのは、野手の“位置取り”だった。事前の守備位置変更で安打を未然に防いだ。

 試合後、長沢宏行監督は「やはり、ポジション取りがポイントだった。長打を防いだのが大きかった」と話した。試合前から「今日はポジション取りがカギになる。問題は風。台風の影響か、ふだんの浜風とは違い北風だ。バックネットからセンターに向けて吹いている。これをどう考えるか」と話していた。

 打者の追い風を考慮して、上位打者が打席の時、外野手は深く守備位置を取った。

 2回先頭、4番の左打者、杉原の右翼後方への大飛球は右翼手・小谷がフェンス際で余裕を持って捕球した。定位置ならば右越え二塁打の当たり。まだ0―0の段階で、先頭の長打は先取点献上につながったかもしれない。隠れた好守だった。

 7回先頭、鳥飼の中堅後方の大飛球も中堅手・金谷がフェンス際で捕球できた。8回先頭、松浪の右中間大飛球を右翼手・小谷が好捕できたのも深い守備位置のおかげだった。

 また、内野手も打者、カウント、球種……などにより、時には数メートルも移動するなど、大きく守備位置を変えていた。

 長沢監督は「データというか、ビデオは何度か見てきましたので」と話し、打球傾向だけでなく、打者のスイング傾向を分析しての指示があった。

 創志学園は岡山大会5試合を無失策と守備も固い。この日も無失策で通した。そんな数字以上に、安打を凡打に、長打を単打に……と未然に防ぐ、隠れた好守が光っている。

   (内田 雅也)

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