創志学園 2年生右腕・西が圧巻の毎回16奪三振で完封 創成館・川原とのエース対決制す

[ 2018年8月9日 15:30 ]

第100回全国高校野球選手権記念大会第5日1回戦   創志学園7―0創成館 ( 2018年8月9日    甲子園 )

<創成館・創志学園>躍動感のある投球を披露する西(撮影・椎名 航)
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 第100回全国高校野球選手権大会第5日は9日、甲子園球場で1回戦4試合が行われ、第3試合は創志学園(岡山)が創成館(長崎)を7―0で破った。創志学園は夏初勝利。

 創志学園はU―18代表候補の150キロ右腕・西が躍動。創成館打線を4安打無失点、四死球0で完封。毎回の16奪三振と圧巻の投球を披露した。西はまだ2年生で来秋ドラフト候補との呼び声が高い。

 打線は4回、森田の四球と犠打で2死二塁とし、藤原の左前打で先制すると、岡本、宮崎が連続適時打。創成館のU―18代表候補・川原をマウンドから引きずり下ろした。さらに2死一、二塁、代わった戸田から金山が左適時打。この回、打者一巡の猛攻で一挙4点を奪った。7回にも1死満塁から小谷の適時二塁打などで3点を追加。今春センバツ8強の創成館を圧倒した。

 創成館のエース左腕・川原は3回2/3で84球を投げ7安打4失点3奪三振。1回から3回は毎回得点圏に走者を置きながらも粘りの投球を続けていたが、4回に捕まり無念の降板となった。

 ▼創志学園・長沢監督の話 西を褒めるしかない。経験ある藤原(捕手)が2年生の西を助けていた。岡山勢は5年連続勝てなかったが、勝ててよかった。(西日本豪雨の)被災地の皆さんに元気を届けられたと思う。

 ▼創志学園・西投手の話 人生で一番のピッチングでした。被災地の皆さんのために、まず1勝と思って投げました。

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