連続救援失敗から体ケア、そして丸刈り…ソフトB加治屋、強い思いで復活ホールド

[ 2018年8月4日 10:30 ]

3日のオリックス戦でのお立ち台で「1、2、3、マッチ!」と叫ぶソフトバンクの加治屋(左)と松田(撮影・岡田 丈靖)
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 丸刈りの頭が初々しかった。ソフトバンクの5年目右腕・加治屋蓮投手(26)が3日のオリックス戦(ヤフオクドーム)で、1カ月ぶりとなる17ホールド目をマークした。

 今季はここまでチーム最多45試合に登板してきたが、実は初のお立ち台。こわばる声を張り上げる姿が印象的だった。「緊張したけど、また立ちたい景色だった。慣れていないので、また立てるようにしたい」。ファンへのメッセージとともに、帽子を取って丸刈りを“アピール”したようにも見えたが、「全くないです。そんな余裕はなかった」と目尻を下げた。

 7月22日の日本ハム戦(札幌ドーム)では同点の8回に登板して勝ち越しを許し、プロ初黒星。「いつも通り投げようと思ったけど、勝負どころで自分の弱さが出た。私生活から見直したい」と涙を浮かべた。雪辱を期した同24日のロッテ戦(京セラドーム)では延長11回から2イニングを投げ、2度勝ち越されるなど3失点。味方が執念でドローに持ち込んだものの、「自分のふがいなさ、弱さが悔しい。また一からやり直したい」と力なく語った。

 移動でオフだった翌25日にはヤフオクドームに姿を見せ、体のケアに務めた。「今はそんなに疲れはないけど、できることは何でもやらないと」。そして、その夜に自宅で自分の手でバリカンを持ち、7ミリの長さに刈った。

 仲間にも救われた。同期入団の森や石川に声を掛けられ、「気持ちが楽になった」。倉野投手コーチからも「加治屋で勝ってきた試合もたくさんあるんだから、下を向く必要はない」と言われた。「言葉で助けてもらっている。今シーズン乗り切って恩返ししたい」と加治屋。登板のなかった9日間、黙々と調整してきた。

 丸刈りにしてからの初登板。7ミリから少し伸びてしまったが、強い思いがボールに込められていた。(後藤 実穂)

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