マー君、球児へエール&甲子園へ提言 タイブレーク制導入は賛成「でも一番は…」

[ 2018年8月4日 10:00 ]

06年、早実との決勝。15回2死一塁、早実・後藤が遊飛に終わり、引き分け再試合が決定。引き揚げる駒大苫小牧・田中(右)は2試合で計20イニングを投げた
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 ヤンキースの田中将大投手(29)が、第100回の記念大会を前に、スポニチ本紙のインタビューに答えた。前日の前編に続く後編で、現役球児たちへのエール、そして今後も続く甲子園という舞台への提言やメッセージを送った。

 ――直接触れる機会はないが今の球児たちをどう感じているか。

 「今の子たちはそんなに幼くない。ネットが普及し、いろいろな知恵をつけて。僕らの時代はそんなのはなかった。しっかりしていると思いますよ」

 ――甲子園にもタイブレーク制度が導入され変わってきている。

 「タイブレークもいいんじゃないかと思います。一番は日程にもう少し余裕を持たせてあげては、と思う。球場を借りる期間など、もちろん課題もあるのでしょうが、まだ正直厳しい日程だと思う」

 ――100回の記念大会を迎えたが、今後どんな大会になっていけば良いだろうか?

 「これだけ伝統的な大会。良い歴史を積み重ね、より良いものになっていってほしい。ルールも変わっていってしようがない。今年の平均気温とか、どう考えても上がっている。酷暑で熱中症になる方も大勢いる。何か手を打たないといけない。それが何か、みんなで考えていかないと」

 ――投手の球数の問題もある。

 「それは指導者にある責任ではないか。投手本人は、聞かれても絶対やると言う。大人の判断が必要なのではないでしょうか」

 ――球児にはどんな思いで臨んでほしい?

 「高校野球生活は限られた時間しかない。悔いの残らないようにやってほしいというのが一番。その先のステージを見ているものもいれば、最後だと思っている選手もいる。とにかく後悔しない選択をしてもらいたい」

 ――甲子園とはどんな場所なのだろうか?

 「高校球児にとって本当に最高の場所、球場じゃないですかね。あれだけ注目され、大観衆の中でプレーできるのは、凄い経験になる。自分はやっぱりうれしかった。良い球場でできる、というのが凄くうれしかった」

 ――甲子園では楽しくプレーできた?

 「監督もみんなも、甲子園ではやってきたものを出すだけ、ここからは楽しんでやれ、という感じ。言うと軽く聞こえるけど、本当にそうでした。いけいけ、みたいな。だから本当に凄く楽しかったですよ、甲子園は」 =終わり=

 《ダルにとっても甲子園は特別な場所》他のメジャー投手たちにも甲子園は思い出深い場だ。カブスのダルビッシュは東北で春夏計4度出場し、2年生の03年夏に準優勝。「自分の力を全国の人に見られる。だから毎回成長した姿を見せたかった」と話した。ドジャースの前田はPL学園で04年夏に出場。厳しい練習で鍛えられ「プレッシャーの中で結果を残す力になっている」と振り返る。鳥羽で控え投手だったダイヤモンドバックスの平野は00年春に出場。「背番号1をつけてエースとして投げたかった」と回想した。

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