阪神メッセ、絶望ゲーム差も「勝つためにやる」中5日増も「大丈夫」

[ 2018年8月3日 08:30 ]

キャッチボールで調整するメッセンジャー(撮影・成瀬 徹) 
Photo By スポニチ

 阪神のランディ・メッセンジャー投手(36)が2日、甲子園球場での指名練習に参加し、ペナントレース最後までファイティングポーズを崩さないことを誓った。5日のヤクルト戦(京セラドーム)での先発が濃厚で、苦しむ猛虎を快投で鼓舞する。

 「自分自身が負けず嫌いなところは変わらない。(チームは)争うべきところにいるし、自分自身、勝つためにやる。そういうピッチングがしたい」

 首位・広島とは絶望的な12・5ゲーム差があるが、「争える」可能性がある限り、託されたマウンドで結果を残すだけだ。2位までは射程圏の3差で、もがき苦しむ猛虎を目覚めさせたい一心で腕を振っていく。

 チームの勝利を欲する中で、追い求める数字も明かした。「(200イニングは)もちろん。毎年、そこは達成したい目標の一つだからね」。残り84回2/3としている、14年以来4年ぶりのシーズン200イニング到達を見据える。

 短い登板間隔を好み、今後は中5日での起用も増えていく可能性が高く「(来日してから)ここ9年ずっとそんな感じなんで。8月ぐらいになったらいっぱい投げさせてもらっているし、大丈夫」と厳しい夏場のフル回転も臨むところ。長いイニングを消化し、白星も量産していく構えだ。

 勢いづくには、最高の舞台も整っている。京セラドームは、過去19試合に登板して8勝(4敗)、防御率2・36と安定感抜群。16年8月12日の中日戦から3連勝中で、直近17年8月4日は同じヤクルト相手に完封勝利も挙げている。

 「よそ(他の球場)と比べると、マウンドが高く感じるし、あそこで投げるのはいつも気に入っているよ」。

 逆襲への思いを白球に込め、会心の白星で反攻への機運を高める。エースが、戦う姿勢を体現する。

続きを表示

2018年8月3日のニュース