阪神 W危機…1日にも最下位転落&自力V消滅 糸井と福留欠き決定力不足

[ 2018年8月1日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神2―7中日 ( 2018年7月31日    ナゴヤD )

<中・神>7回、選手交代を告げベンチ奥に向かう金本監督(撮影・岩崎 哲也)
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 阪神は7月31日の中日戦に完敗し、借金7に後退した。糸井、福留を欠いた打線が2得点どまり。守っても先発・岩貞が5回途中降板など詰めの甘さが目に付いた。これで最下位・中日と1ゲーム差に縮まり、首位・広島とは12差に拡大。1日も敗れれば単独最下位に転落し、広島が勝つか引き分けで、自力優勝の可能性までも消滅する。「Wの悲劇」を避けるためには、勝つしかない!

 「Wの悲劇」が目前に迫ってきた。最下位の中日相手に、痛恨の完敗。これでゲーム差は、わずか1に縮まった。1日の試合にも敗れると勝率で中日を下回り、屈辱の単独最下位に転落する。それだけではない。広島が勝つか引き分けで、今季初めて自力優勝の可能性までが消滅してしまうのだ。この日の敗戦は、ダメージの大きな1敗だった。

 「飛車角落ち打線」が迫力を欠いた。この日の相手先発がガルシアだったこともあり、首脳陣は左腕と相性の良くない福留を休養させた。加えてもう一人の主砲もオーダーから姿を消した。糸井だ。

 右腓骨(ひこつ)亀裂骨折から驚異的な回復力を発揮して21日に1軍復帰。ただ、故障箇所はまだ万全ではない。この日はベンチ入りしたものの、試合前練習でフリー打撃を行わず、シートノックにも参加しなかった。指揮官は「ちょっと足の状態が悪いから、きょう明日くらいはちょっと(出場は難しい)」と説明。福留、糸井を欠いた「飛車角落ち打線」は、決定力をも欠いた。それが端的に表れたのは、1点を追う5回だ。無死一、二塁の絶好機で3番・ロサリオが痛恨の三ゴロ併殺。なおも2死三塁では、4番・陽川が空振り三振に倒れた。あと一本が出ず、試合の主導権を明け渡した。

 「(岩貞は)まあ、インサイドにもいいボールを投げ込んでいたけど、変化球が全部、浮いていましたね」

 指揮官が指摘した通り、ディフェンス面も詰めの甘さが目に付いた。投げては先発・岩貞が3回以降は毎回走者を背負い、5回途中4失点での降板を余儀なくされた。守っても3回、1点を失ってなおも1死満塁のピンチで大島のセンターライナーを好捕した俊介が、体勢を崩した上に中継までの返球が弱くなり、三塁走者だけでなく二塁走者の生還まで許してしまった。指揮官は「そこは技術の問題ですから」と話すにとどめたが、ほんのわずかなスキが失点につながり、後手に回ったのは事実だ。

 とはいえ敗戦を引きずっても仕方がない。8月1日を、屈辱的な1日にするわけにはいかない。そのためには勝つしかない。(惟任 貴信)

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