ソフトB内川、復調3打点「何でも良いから1点とりたいと」

[ 2018年7月30日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク4―0楽天 ( 2018年7月29日    ヤフオクD )

3回2死二塁、左線に適時二塁打を放った内川(撮影・中村 達也)
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 さすがソフトバンクの主将、内川だ。3回2死二塁、1ボールからの2球目、見逃せばボールの高め変化球を振り切った。打球は左翼線への先制二塁打。5回1死満塁では、低めの変化球に食らいつき、ほとんど左手一本で左前に運んだ。2点適時打となり、2安打3打点と大車輪の活躍だった。

 「自分のバットを振れるところで、と思っていた。(5回は)追い込まれていたので、ヒット打つどうこうより、何でも良いから1点とりたいと思った」

 最近は指1本分ほどバットを短く持って打席に立つ。「本当は長くても打たないといけないけど、反応が少しでも早くなればと。コンパクトに」。現在、打率・254ながら、7月は・324と調子は上向き。「数字に関しては、さみしい気持ちになる。現実としてそこにあるので、自分で上げていくしかない」と力を込めた。

 守備でも好捕を連発。打球に飛びつき、実に6つの一ゴロで反撃の芽をつんだ。「守備は取れる範囲で、さばこうと。(武田)翔太には“打たせるのはいいけど、簡単な球にしろ”と言った」と口もなめらか。27日には盗塁も決めた。「キャプテンだから、特別どうこうはない。何か事が起こせればいいなと思った」と勝利への執念をのぞかせた。首痛の柳田は4試合連続で欠場したが、ソフトバンクには頼れる主将がいる。

 ▼ソフトバンク・工藤監督 (内川に)満塁の場面でしっかりヒットを打ってくれるのはさすが。守備でも良いプレーを続けてくれている。

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2018年7月30日のニュース