ソフトB武田、3勝すべて完封!中田抹消で緊急先発 投げ抜いた124球

[ 2018年7月30日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク4―0楽天 ( 2018年7月29日    ヤフオクD )

完封勝利し甲斐とハグする武田(撮影・中村 達也)
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 ソフトバンク・武田翔太投手(25)が29日の楽天戦で今季3度目の完封勝利をマークした。散発3安打で二塁を踏ませず、5月13日の日本ハム戦以来77日ぶりの勝利を挙げた。打線は内川聖一内野手(35)の2本のタイムリーなどで4点を奪い快勝。チームは再び勝率5割に復帰した。

 16個目の内野ゴロで、試合を終わらせた。涼しい顔で124球を投げ抜いた武田は「今日こそいい投球をしたいと思っていた。野手の皆さんのおかげで、いいリズムで投げられた」と振り返った。

 18日の西武戦では自己最短の2回7失点KO。自身5連敗を喫し2軍に降格した。連日ブルペンに入り、フォームの改良に着手。「入団した頃の角度が消えていた。スリークオーターだったのを真上に」と投げ下ろす感覚を取り戻すために投げ込んだ。

 急きょ、巡ってきたマウンド。先発予定だった中田が、前日にウイルス性胃腸炎のために出場選手登録を抹消され、中10日での緊急先発だった。初回に150キロを計測するなど、角度のある直球を軸に組み立てた。好調のアマダーからは2三振を奪った。二塁も踏ませず両リーグトップに並ぶ3完封に「向かっていく気持ちがあった。あの角度でいけば内野ゴロになる」。今季3勝はすべて完封勝利の珍記録となった。

 「球の軌道を見て投げやすいところから投げる」がモットー。プレートの位置は前回登板は三塁側を踏んでいたが、この日は一塁側だった。左足を上げた際に膝の位置だったグラブは、胸まで上げる形に変えた。「今までで一番苦しんだ。どうにかして、はい上がっていこうと」と、もがき続けた。

 登板前日、工藤監督からは「プロに入ってから大事にしてきたものがあるんじゃないのか?どこに立ち戻るか」とアドバイスをもらった。原点に戻る自らの考えは、間違いではなかった。同一カード3連敗を阻止し、勝率5割に戻した快投に、指揮官は「想像以上です」と称えた。

 登板回避となった中田からは「すまんな」とメッセージが来たという。武田の返信は「今度、飯おごりで!」。先輩の穴をカバーし、代役先発で最高の結果を出した右腕は、お立ち台で「自分の投球をシーズン最後まで続けられるように」と力強く宣言した。

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