【南神奈川】横浜 史上3校目3連覇!4番・万波が完全覚醒 特大130メートル2ランなど3安打4打点

[ 2018年7月30日 05:30 ]

第100回全国高校野球選手権記念南神奈川大会決勝   横浜7―3鎌倉学園 ( 2018年7月29日    横浜 )

<南神奈川大会決勝横浜・鎌倉学園>南神奈川大会を制し、歓喜の万波(中央左)ら横浜ナイン(撮影・島崎忠彦)
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 第100回全国高校野球選手権記念大会(8月5日から17日間、甲子園)の南神奈川大会は29日に決勝が行われ、横浜が鎌倉学園を7―3で下し、神奈川では史上3校目となる3連覇を達成した。今秋ドラフト候補の4番・万波中正外野手(3年)が先制2点二塁打に加え、左中間に特大2ランを放つなど3安打4打点。最後の夏を迎えて完全覚醒し、甲子園でも主役になる

 完全復活。特大弾で3年連続の甲子園に導いた万波は、右翼からゆっくりとマウンド上の歓喜の輪に加わった。抑えで胴上げ投手になるはずだったが、9回に打たれて再び右翼へ。格好良く締めることはできなかったが「今日に懸ける思いは誰よりも強かった。(3連覇の)プレッシャーもあったけど、優勝できてよかった」と喜びに浸った。

 4番は初回、中越えに先制の2点二塁打。打線を勢いづけると、3回には左中間席上段へ叩き込んだ。高校通算40号は130メートルの特大2ランだ。準々決勝でも同じ横浜スタジアムのバックスクリーンを直撃する一発を放ったが「今大会で一番いいぐらいの当たり」と胸を張った。サッカー日本代表・本田圭佑をマネた敬礼ポーズも決めて「監督に怒られるかも」と舌をペロリ。8回にも左翼フェンス直撃の二塁打で3安打4打点と大暴れした。

 同じ相手に2度負けるわけにはいかなかった。鎌倉学園とは昨秋の県大会準々決勝で対戦し、8―15で8回コールド負け。センバツ出場の道が断たれた。万波は4打数無安打で「僕が1本打っていればというところで、1本出ずに負けた」と悔やんだ。横浜が県大会でコールド負けするのは、実に3年ぶりの屈辱で「(新チームとして)本当の意味で始まった」と振り返る。

 冬場、打撃フォームをつくり上げる中で悩みすぎ、自分を見失った。春の県大会でチームは鎌倉学園にリベンジを果たしたが、万波は先発落ち。平田徹監督は「頭が良くて、好奇心旺盛。それゆえに考えがブレていた」と言う。1月下旬には野球部寮から出て、都内の自宅から通学した。朝5時起きになっても、帰宅後は自らの映像をチェックし、素振りを繰り返した。ようやくフォームが固まったのは6月。背番号13で追加登録され、今大会にギリギリ間に合った。

 24打数13安打で打率・542、2本塁打、12打点。この大活躍で甲子園では背番号も1桁に戻りそうだが「背番号とか打順とか今は執着していないんです」と言い、こう続けた。「“絶対やってやる”という気持ちで強豪校に一泡吹かせたい」。98年以来20年ぶりの優勝へ。20年前の松坂のように、100回の記念大会で輝きを放つ。 (松井 いつき)

 ◆万波 中正(まんなみ・ちゅうせい)2000年(平12)4月7日生まれ、東京都出身の18歳。コンゴ出身の父を持ち、小2から野球を始める。中学では東練馬シニアに所属し、3年時にエースで全国4位。陸上部にも在籍し、1年時に100メートル障害で都大会2位。3年時は砲丸投げで都大会を制し全国大会出場。横浜では1年春の県大会からベンチ入り。1メートル90、88キロ。右投げ右打ち。

 ▽神奈川大会の夏3連覇以上 5連覇 法政二(57〜61年)、4連覇 東海大相模(74〜77年)、3連覇 横浜(16〜)

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