「悔しかった」2度の2軍降格を糧に…日本ハム・松本「僕らしさ」つなぎの意識で存在感

[ 2018年7月28日 14:30 ]

7月22日のソフトバンク戦の8回2死満塁、中前適時打を放つ日本ハムの松本
Photo By スポニチ

 日本ハムの松本剛内野手(24)が、優勝争いを繰り広げるチーム内で日に日に存在感を増している。プロ7年目の今季は自身初の開幕1軍入りを果たすも、2度の2軍降格を経験。7月20日に再び1軍昇格を果たすと、27日のオリックス戦までの6試合に全て2番打者として先発出場し、打率・333、6打点、5得点の大活躍。左手第5中手骨骨折で離脱している大田の不在を感じさせない働きぶりだ。

 「泰示さんが抜けたことはチームとしては大きな穴で痛いと思うけど、僕は泰示さんみたいなバッティングはできない。僕らしさを出していければ」。大田のような派手な一発はないが、「つなぎの意識は持っている」と犠打や右打ちと状況に応じた打撃でチームに欠かせない存在となりつつある。

 昨季は自身初の規定打席に到達し、定位置獲りを目指して迎えた今季。開幕スタメンから外れ、今季初出場は開幕から3戦目の4月1日の西武戦だった。その第1打席で犠打を失敗するなど、4打数無安打。その後も波に乗れない日々が続いた。そして迎えた7月22日のソフトバンク戦(○7―5)。4―4の7回無死一、二塁から投前にきっちり犠打を決めて、近藤の勝ち越し打をお膳立て。8回は2死満塁からダメ押しとなる適時打も放ったが「(犠打の場面は)とにかく緊張して覚えていない。決まった時は自然とガッツポーズが出た」と適時打よりも犠打の話題の方がよりうれしそうに話す表情が印象的だった。

 記者はアマチュア野球担当として帝京時代の松本を取材したことがあり、思い入れのある選手の1人。記者が今季初打席で犠打を失敗していたことを指摘すると「よく覚えていますね」と驚きつつ、「僕は決めなきゃいけない選手。それを試合で表現できたことはよかった」と話した。今季の2度の2軍落ちは「めちゃくちゃ悔しかった」と振り返る。それでも2軍調整中に「元々手だけでバットを操作しやすい」という悪癖を見つめ直し、大きくタイミングを取るフォームに変えて結果につなげた。

 昨秋と今春には侍ジャパンにも選ばれた期待のホープ。苦しんだ時に2軍でまいた種が、秋に大きな実りとなることを期待している。 (記者コラム・東尾 洋樹)

続きを表示

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2018年7月28日のニュース