父は大相撲の元幕内力士 巨人・山口俊 家族に感謝“ごっつぁんです”

[ 2018年7月28日 10:10 ]

セ・リーグ   巨人5―0中日 ( 2018年7月27日    東京D )

<巨・中>ノーヒットノーランを達成し、ウイニングボールを手に笑顔の山口俊(撮影・荻原 浩人)
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 【Hero’s File】巨人・山口俊は感謝を伝えたい人を問われると、ファンとともに、家族の存在をあげた。大事にしまったウイニングボールは「一番そばで支えてくれた」という愛する妻に渡す。

 「お互いの両親にも感謝しています」と続けた右腕。10年10月に他界した父は、大相撲の元幕内・谷嵐の久さん(享年58)。山口俊は小学時代から指導を受け、毎日しこ100回、股割りをこなした。高橋監督に「本当にタフ」と言わしめる強じんな下半身の土台は、幼少時に培われていた。

 06年に横浜に入団する際には、好きな言葉に「ごっつぁんです」と答えている。小さい頃から、心も体も父の影響を受けてきた。前回の広島戦では2回7失点KO。「やられたらやり返すしかない」という負けん気の強さも、最高の形で結果を残すあたりも、偉大な父の背中を見て育ったからかもしれない。 (巨人担当キャップ・川手 達矢)

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