広島バティ&田中満弾X2 球団4度目は近鉄と並ぶ最多タイ

[ 2018年7月28日 05:30 ]

セ・リーグ   広島10―1DeNA ( 2018年7月27日    マツダ )

<広・D>3回1死、バティスタは満塁本塁打を放ち、ベンチ前でナインとタッチを交わす(撮影・坂田 高浩)
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 首位独走の広島がど派手な一発攻勢でDeNAを粉砕した。プロ野球24度目、セ・リーグ11度目、チームでは13年5月12日の中日戦で、丸と菊池が競演して以来、5年ぶり4度目となる1試合満塁弾2発。先陣を切ったのはバティスタだ。

 1―0の3回1死満塁で、ウィーランドの真ん中高め150キロ直球を振り抜き、右翼ポール際に運んだ。日本では初、「20歳ぐらいの時」に所属したカブス傘下チームで放って以来の、16号グランドスラム。26歳の大砲は笑いが止まらない。

 「気持ちがいい。感触もよかった。高めの150キロをスタンドに運んだから、ムーチョ(すごい)パワーね」

 トドメを刺したのは田中だ。7回途中から救援したフランスアが押し出し四球を選んだ直後に、3番手・武藤の内角スライダーを右翼席へ叩き込んだ。今季6号は、昨年8月26日の中日戦以来通算2本目の満塁弾だった。

 「フランスアが続投だったので、楽をさせてあげたかった。それが一番大きい」

 今季10度目の2ケタ得点大勝。緒方監督は「満塁弾が2本だから大きいよ。でも、今日は守りかな」とし、投手陣を助けた菊池、鈴木らの好守に目を細めた。これで貯金は今季最多の17。最短で8月1日に、リーグ3連覇へのマジック「41」か「42」が点灯する。

 ≪プロ野球タイ記録≫広島は3回にバティスタ、7回に田中が満塁本塁打。チーム1試合2満塁本塁打は13年8月22日にロッテ(井口、鈴木)が西武戦でマークして以来5年ぶり24度目のプロ野球タイ記録。広島では13年5月12日の中日戦で丸と菊池が記録して以来5年ぶり4度目で、近鉄と並ぶ最多タイとなった。

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