大谷兄・龍太、光る1安打 V候補・東芝にコールド負け「地力が足りない」

[ 2018年7月18日 05:30 ]

スポニチ後援第89回都市対抗野球大会第5日・1回戦   トヨタ自動車東日本1―12東芝 ( 2018年7月17日    東京D )

3回1死、右前安打を放つ大谷(撮影・久冨木 修)
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 1回戦3試合が行われ、初出場のトヨタ自動車東日本(金ケ崎町)ではエンゼルス・大谷翔平投手(24)の兄・大谷龍太外野手(30)が「1番・左翼」で出場。チームは優勝候補の東芝(川崎市)に7回コールド負けも、3回に右前打を放った。大阪ガス(大阪市)は信越硬式野球クラブ(長野市)に、三菱重工神戸・高砂(神戸市・高砂市)は七十七銀行(仙台市)に勝ってそれぞれ2回戦に進出した。

 弟が何度もプレーした東京ドームで、兄が快音を響かせた。3回1死。大谷は侍ジャパン社会人代表でもある岡野の142キロ直球を右前に運んだ。都市対抗初出場にして初安打。コールド負けの中でキラリと光った。

 「直球を待って思い切り振った。(東京ドームは)プロの人はこういうところでやっている。改めて凄いな、と感じた」。創部7年目でたどり着いた社会人最高峰の舞台。コーチ兼任の大谷は試合前の円陣で「まだ岩手に帰りたくない。絶対勝とう!」と声を上げた。初回の第1打席は空振り三振。その後に1点を先制も、あっという間に逆転された。「正直、まだまだ自分たちは地力が足りない」と痛感させられた。

 6歳年下の弟には、大会前に「LINE」で「頑張って」と激励された。返事も「頑張る」と短い。「男同士なんでね。いつも、ひと言ふた言」。試合に敗れ「報告?しないです。アイツが負けた時とかも言わないし…」と報道陣を笑わせた。

 試合後にはテレビカメラ6台、30人近い報道陣に囲まれた。比較、注目されるのは宿命だが「それは仕方ない。自分は自分。今のチームをちょっとでも強くして、一年でも長くプレーで引っ張りたい」と言った。大谷翔平の兄。しかしこの日は、大谷龍太という野球選手として確かな足跡を残した。(鈴木 勝巳)

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