【記者の目】繰り返される巨人オーナーの形式的な辞任、「改革」期待したかった

[ 2018年7月18日 09:30 ]

辞任を発表した巨人の老川オーナー
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 また、か。これが素直な感想であった。不祥事により、巨人のオーナーが代わるのは04年の裏金問題、15年の野球賭博問題に次ぎ、近年で3度目となる。ある球界関係者も「また巨人のオーナー代わるんだね」と苦笑いだった。

 老川前オーナーには辞任ではなく「改革」を期待したかった。16年の就任時。取材に訪れた記者一人一人と丁寧に名刺交換していた姿が印象に残る。昨季途中には毎日のように東京ドームを訪れチームを鼓舞していた。

 一部では連日の訪問に好奇のまなざしも向けられたが、今こそ、その熱意を注いでほしかった。組織の責任をトップがとる。これは当たり前のことだが、巨人では形式的なものになっている気がしてならない。現実問題として、成果も表れない。

 もちろん不祥事撲滅への対策は打ってきた。紀律委員会を設け、定期的に開催。コンプライアンスの順守徹底や選手の生活面の情報共有なども強化してきた。それでも不祥事は後を絶たない。篠原と河野が起こした動画投稿など、個々のプライベートまでは管理をできない実情もある。

 それならば、紀律委員会の開催頻度の増加や、選手への講習会を月1度行うなど、さらなる策を練るしかない。ただトップが代わるだけでは、何も変わらない。最後にもう一つ。連勝中の現場に水を差さないように、試合のない日に発表してもらいたかった。(巨人担当キャップ・川手 達矢)

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